結論:マカオへの行き方は3つです。まず日本のパスポートがあればビザは要らず、最長90日いられます。直行便で入るか、香港から船かバスで渡ります。
この記事でわかること
- まず、マカオは国ではなく中国の特別行政区。全体で33.4平方キロメートルしかない
- ただし、入境にはパスポートの残り90日以上と、出国用の航空券が必要になる
- 一方、日本のパスポートならビザは要らず、最長90日いられる
- また、香港から渡るなら船で約60分、港珠澳大橋のバスなら昼間MOP65(約1,280円)
- つまり、2025年に日本から行った人は159,455人。前の年より26.1%増えている
★ この記事だけの情報
- 日本人がいられるのは90日。政府の一次情報で確かめました(つまり日本語の情報には30日と書くものがあり、食い違っています)
- 3つの入り方を、費用と時間でそろえて比べました(つまり直行便・香港から船・港珠澳大橋のバス)
- 着いた日の動き方まで、1本でつないであります(つまり空港を出たあとに向かう場所まで決められます)
この記事に出てくる言葉
- 特別行政区
- 中国の一部だけれど、お金や法律のしくみが本土とは別に決められている地域です。
- IR(アイアール)
- カジノ・ホテル・レストラン・劇場が、1つの建物にまとまった大きな施設です。
投資家向けの「IR」とは別の意味です。 - パタカ
- マカオのお金の単位です。1パタカはだいたい20円です。
通貨コードはMOPです。 - LRT(エルアールティー)
- マカオを走る小さな電車です。空港ともつながっています。
正式には「マカオ軽軌」です。 - シャトルバス
- 決まった2つの場所を、何度も往復する送りむかえのバスです。
- 澳門通(マカオパス)
- マカオのバスなどで使えるカードです。日本のSuicaのようなものです。
- マカオ半島
- マカオの北側です。世界遺産の古い街並みがあるエリアです。
- タイパ
- マカオの真ん中にある島です。空港もこの島にあります。
中国語では「氹仔」。 - コタイ
- マカオの南側にある、大きなホテルが集まるエリアです。
中国語では「路氹」。 - コロアン
- マカオのいちばん南にある島です。自然と古い村が残っています。
中国語では「路環」。 - 関閘(かんさ)
- マカオ半島の北のはしにある、中国本土との出入国ゲートです。
- 港珠澳大橋
- 香港・珠海・マカオを結ぶ長い橋です。バスで渡れます。
そもそもマカオって、どこにある何なの?
マカオは国ではありません。中国の一部で、正式には中華人民共和国マカオ特別行政区といいます。
まず場所は、中国の南、珠江(しゅこう)という大きな川が海に出るあたりの西がわです。1999年12月20日に中国が主権の行使を回復し、その日にマカオ特別行政区ができました。
まず名前の読み方から。日本語では「マカオ」、英語では Macao または Macau、中国語では「澳門」と書きます。つまり同じ場所を指しているので、調べものをするときはどの表記でも構いません。
そして、いちばん驚くのは広さです。全体で33.4平方キロメートルしかありません。しかも、ここに68万人あまりが暮らしています。
面積の小ささは、旅の組み立てにそのまま効いてきます。つまり端から端まで動いても、時間はあまりかかりません。泊まる場所を1か所に決めて、そこから出かける形で足ります。
4つのエリアでできている
まず北にあるのがマカオ半島です。世界遺産の古い街並みと、昔からのカジノがここにあります。また、中国本土とは関閘(かんさ)という出入国ゲートでつながっています。
次に、その南に浮かぶのがタイパです。空港はこの島にあります。
半島とタイパのあいだは海です。ただし3本の橋がかかっています。嘉樂庇總督大橋・友誼大橋・西灣大橋の3本です。
さらに南へ行くとコタイがあります。もとは海でしたが、埋め立ててつくられた土地です。つまり、大きなホテルが集まっているのはここです。
いちばん南がコロアンです。一方、こちらは自然と古い村が残っていて、雰囲気がまるでちがいます。
★ 最新情報|日本から来る人は、1年で26.1%増えた
2025年にマカオを行った人は、全体で40,069,360人でした。そのうち日本からは159,455人です。前の年とくらべて26.1%増えています。つまり日本語の情報が追いついていない場所が、まだ多く残っています。
マカオ特別行政区政府の発表(2025年の年間統計)を2026年8月29日に確認
日本人はビザなしで入れるの? 何日いられる?
日本のパスポートを持つ人は、査証が要りません。しかも、いられるのは最長90日です。
マカオ政府は88の国と地域を査証免除としていて、日本もそのひとつです。つまり、観光で行くだけなら事前の手続きは要りません。
★ 知らないと損|パスポートの「残り90日」を見落としやすい
マカオに入るには、泊まる予定の日数に加えて、90日以上の残りがあるパスポートが必要です。つまり3泊4日の旅でも、帰国日から数えて90日以上が残っていないと入れません。しかも、出国用または往復の航空券なども求められます。
マカオ特別行政区政府ポータルの入境案内を2026年8月29日に確認
持っていくもの
ただし、パスポートさえあれば何でもよいわけではありません。入境のときに見られるものが決まっています。
パスポートさえあればよいわけではありません。見られるものが決まっています。
| 必要なもの | 条件 |
|---|---|
| パスポート | 泊まる予定の日数に加えて、残りが90日以上あること |
| 出国用の航空券など | 往復か、マカオから出る便。片道だけだと止められることがある |
| 査証(ビザ) | 日本のパスポートなら要らない。いられるのは最長90日 |
マカオ特別行政区政府ポータルの入境案内/2026年8月29日確認
とくに見落としやすいのが、パスポートの残りの期間です。泊まる予定の日数に加えて、90日以上が残っている必要があります。
また、出国用または往復の航空券なども求められます。片道だけで行くと止められることがあります。
また、査証が要らないからといって、何をしてもよいわけではありません。観光で行き、決められた日数のうちに帰ることが前提です。
行き方は3つ。どれを選べばいい?
直行便で入るか、香港から船で渡るか、香港から港珠澳大橋のバスで渡るかの3つです。
3つを、かかるお金と時間で並べます。
| 入り方 | かかるお金 | かかる時間 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 日本から直行便 | 便による | 便による | 乗り換えたくない人 |
| 香港から船 | 平日昼 HK$194 | 約60分 | 急ぐ人・半島に泊まる人 |
| 香港から大橋のバス | 昼 MOP65(約1,280円) | 公式に記載なし | 安くしたい人 |
噴射飛航とマカオ交通事務局の公式情報/2026年8月29日確認。円は1パタカ=19.7円で計算

まず、いちばん早いのは直行便です。マカオ国際空港に着けば、そのまま街へ出られます。
一方、香港経由という手もあります。日本から香港への便は数が多く、選べる時間帯も広いためです。香港に着いてから、船かバスでマカオへ渡ります。
ただし、香港経由には乗り継ぎの時間がかかります。香港の空港に着いてから、船かバスの乗り場まで移動して、そこから約1時間かけて渡ることになります。荷物が多い日や、着くのが夜おそい日は、そのぶん負担が増えます。
つまり選び方は単純です。乗り換えたくないなら直行便、便の選択肢を広げたいなら香港経由になります。
香港から入るなら、船と大橋のどっち?
急ぐなら船、安くしたいなら大橋のバスです。
★ 独自の比較・試算|香港から渡るなら、船とバスで倍以上ちがう
船(TurboJET)は平日の昼間でHK$194。一方、港珠澳大橋のシャトルバスは昼間MOP65(約1,280円)です。つまりバスのほうが半額以下で済みます。ただし船は約60分でマカオ半島の港に直接着きます。
噴射飛航の公式サイトとマカオ交通事務局の案内を2026年8月29日に確認
船(TurboJET)
まず船は、香港の上環(シェンワン)とマカオの外港客運碼頭を結んでいます。所要はおよそ60分です。
料金は普通席で、平日の昼間がHK$194、週末と祝日の昼間がHK$212、夜間がHK$242です。2026年4月25日から、この金額になっています。
また、動いている時間も決まっています。香港発は7時30分から17時30分までが昼の便、18時30分から22時30分までが夜の便です。マカオ発は7時30分から17時30分までと、19時から23時までになります。
また、便の数は時間帯で変わります。昼と夜で運行の区切りがあるので、夜おそい到着になる人は、最終の便に間に合うかを先に見ておいてください。
つまり船の強みは、マカオ半島の港に直接着くことです。世界遺産の街に泊まるなら、ここから近くなります。
港珠澳大橋のシャトルバス
一方、港珠澳大橋を渡るバスもあります。香港・珠海・マカオを結ぶ長い橋です。
料金は昼間がMOP65(約1,280円)、夜間がMOP70(約1,379円)です。しかも子どもや高齢者などの割引の料金なら、昼間MOP33(約650円)、夜間MOP35(約690円)になります。
つまり船とくらべると、半額以下で済みます。ただし橋のマカオ側ゲートに着くので、そこから街なかへの移動が別に要ります。
つまり時間で選ぶなら船、お金で選ぶなら大橋のバスという分かれ方です。泊まる先がマカオ半島なら船、コタイなら大橋のバスのほうが動きやすくなります。
船と大橋のバスのくらべ方は、香港からマカオへの行き方(フェリーと港珠澳大橋バス)でくわしく書いています。
着いた日は、空港からどう動く?
無料のバス・LRT・路線バス・タクシーの4つから選びます。
まず知っておいてほしいのが、マカオの大きなホテルは自分でバスを走らせていることです。空港の北側の駐車場から、無料のシャトルバスが出ています。動いているのは毎日11時から21時まで、15分から20分に1本です。
次にLRT(エルアールティー)です。マカオを走る小さな電車で、機場站という駅が旅客ターミナルの北出口とつながっています。約5分から10.5分に1本きます。
また、路線バスもあります。空港を発着するのは8系統で、料金はどれもMOP6です。
さらにタクシーです。最初の1,600mまでMOP21、そのあと220mごとにMOP2ずつ増えます。ただし空港の乗り場から乗ると、メーターのほかにMOP8が足されます。トランクに入れた荷物は1個MOP3です。
ここで気をつけたいのが、無料のシャトルバスが動いている時間です。11時から21時までしか走りません。つまり朝早い便や夜おそい便で着いた人は、乗り場へ行っても車がいません。
つまり、泊まる先が大きなホテルなら無料のバスが最短で0円です。それぞれの選び方はマカオ空港から市内への行き方4つ|料金と時間の早見表にまとめてあります。
お金と乗り物は、何を用意しておく?
パタカと、交通系のカードか電子決済を用意しておくと動きやすくなります。
まずお金の単位はパタカです。1パタカはだいたい20円で、通貨コードはMOPと書きます。この記事の円の金額は、1パタカ=19.7円で計算しています。2026年8月27日の市場レートです。
そして効いてくるのが払い方です。路線バスは現金だとMOP6かかりますが、澳門通(マカオパス)などのカードで払うとMOP3になります。つまり、ちょうど半分です。
また、AlipayやWeChat Pay、銀聯の電子決済でも同じ安いほうの金額になります。
一方、無料のシャトルバスだけは、お金のことを考える必要がありません。0円だからです。乗り方とホテルごとの発着はマカオの無料シャトルバスの乗り方と全ホテル発着一覧にまとめてあります。
また、現金で払うときはおつりが出ません。つまり小銭が要ります。この点でも、カードか電子決済のほうが楽になります。
気をつけることは?
パスポートの残りの期間と、夜おそい時間の移動の2つです。
まずパスポートです。前に書いたとおり、泊まる予定の日数に加えて90日以上の残りが必要です。つまり出発の前に、有効期限を必ず見ておいてください。
次に出国用の航空券です。片道だけで行くと、入境のときに止められることがあります。
また、夜おそい時間の移動も気をつける点です。ホテルの無料シャトルバスは21時で終わります。LRTも、月曜から木曜は23時15分、金曜から日曜と祝日は23時59分で止まります。
さらに、帰りの日も同じです。朝いちばんの便に合わせて空港へ向かうなら、無料のバスもLRTもまだ動いていません。LRTが動き出すのは6時30分からです。
つまり深夜に着く便で行くなら、タクシー代を先に見ておくほうが安心です。
まとめ:出発までに決めておく3つ
入り方・泊まるエリア・着く時刻の3つです。
まず入り方です。乗り換えたくないなら直行便、便の選択肢を広げたいなら香港経由になります。香港からなら、急ぐとき船、安くしたいとき大橋のバスです。
次に泊まるエリアです。世界遺産の街を歩きたいならマカオ半島、大きなホテルに泊まりたいならコタイになります。エリアが決まれば、空港からの行き方も決まります。
そして着く時刻です。21時を過ぎるなら、無料のバスは初めから選べません。
この3つが決まれば、あとは持ち物だけです。パスポートの残りが90日以上あるか、出国用の航空券を用意したかを見ておいてください。
また、泊まる施設からバスの行き先を選びたい人は、ホテル別・行ける乗り場の一覧が早いです。
よくある質問
マカオにビザは必要ですか?
まず、日本のパスポートを持つ人は査証が要りません。しかもいられるのは最長90日です。
パスポートの残りの期間は、どれくらい必要ですか?
ただし、泊まる予定の日数に加えて90日以上の残りが必要です。つまり短い旅でも余裕が要ります。
帰りの航空券がないと入れませんか?
一方、出国用または往復の航空券などが必要です。ただし中国本土や香港に住んでいることを示せる場合は別です。
香港からマカオへは、いくらかかりますか?
また、船なら平日昼間HK$194で約60分。港珠澳大橋のバスは昼間MOP65(約1,280円)です。
マカオは国ですか?
つまり国ではありません。中国の一部で、1999年12月20日にマカオ特別行政区ができました。
空港から街なかへは、どう行きますか?
さらに、無料のシャトルバス・LRT・路線バス・タクシーの4つがあります。安いのは無料バスです。
この記事の調べ方
- まず、マカオ特別行政区政府ポータルの英語版で、日本国籍者の査証免除といられる日数、入境に必要なものを確認
- 次に、新聞局「澳門便覽」で面積・人口・橋の数を、印務局の基本法で特別行政区の成り立ちを確認
- また、噴射飛航(TurboJET)の繁体字版公式サイトで、香港との航路の料金と動いている時間を確認
- さらに、マカオ交通事務局(DSAT)で港珠澳大橋シャトルバスの料金と、路線バス・タクシーの料金を確認
- 最後に、政府発表の2025年の行った人の統計で、日本からの人数と伸び率を確認
この記事の出典
- 政府ポータル「入境手続きの案内(Immigration Clearance)」(2026-08-29 に確認)
- 新聞局「澳門便覽・地理」(2026-08-29 に確認)
- 新聞局「澳門便覽」(面積・人口)(2026-08-29 に確認)
- 印務局「マカオ特別行政区基本法」(2026-08-29 に確認)
- 政府発表「2025年の訪問者数(年間)」(2026-08-29 に確認)
- 空港公式サイト「公共交通」(2026-08-29 に確認)
- 交通事務局(DSAT)「巴士車資」(2026-08-29 に確認)
- 政府発表「的士收費2月8日凌晨零時調整」(2026-08-29 に確認)
- 交通事務局(DSAT)「港珠澳大橋交通資訊」(2026-08-29 に確認)
- 噴射飛航(TurboJET)航線と票價(2026-08-29 に確認)
- 軽軌(MLM)「澳門輕軌系統小知識」(2026-08-29 に確認)
- XE 為替レート(2026-08-29 に確認)
- 地図データ © OpenStreetMap contributors(ODbL)(2026-08-29 に確認)


