マカオのカジノ一覧|20軒は半島・タイパ・コタイでどう分かれるか

大小の丸が3つの島に分かれて並び、右側にいちばん多く集まっている図 casino

結論:公式の一覧に載っているマカオのカジノは20軒です。半島に8軒、タイパに1軒、コタイに11軒。だから泊まる場所を決めた時点で、歩いて行ける範囲が決まります。

この記事でわかること

  • 2026年6月末の娛樂場は20軒。半島8・タイパ1・コタイ11に分かれる
  • 営業してよい場所は批給合同の第十條で1軒ずつ名指しされており、勝手には増やせない
  • 軒数は2021年末の42軒から2025年末に20軒まで減った
  • ところが賭博テーブル6,000台とスロットマシン12,000台は動いていない
  • 機械だけを置いた角子機場は、この軒数に含まれていない

★ この記事だけの情報

  1. 営業してよい場所は、契約で1軒ずつ名指しされていました(だから店が勝手には増えません)
  2. 20軒のうち11軒がコタイに集まっています(半島は8軒、タイパは1軒だけです)
  3. 軒数は4年で42軒から20軒へ(ところがテーブルと機械の台数は動いていません)

この記事に出てくる言葉

娛樂場
マカオの法律や公式の文書で、カジノを指す言葉です。
承批公司
政府から営業を許された、カジノを運営する会社です。マカオには6社あります。
博彩監察協調局
マカオ政府でカジノを見張っている役所です。
英語やポルトガル語の頭文字からDICJとも書かれます
パタカ
マカオのお金の単位です。1パタカは約19.1円です。
2026年9月8日の銀行レートで計算しためやすです
批給
政府が会社に、期間を決めて営業を許すことです。カジノは10年までで、例外として合わせて3年まで延ばせます。
コタイ
タイパとコロアンのあいだを埋め立ててできた、大きなホテルが並ぶエリアです。
タイパ
マカオ半島の南にある島です。中国語では氹仔と書きます。
マカオ半島
世界遺産のある古い街のエリアです。中国本土と陸つづきになっています。
衛星カジノ
大手のカジノ会社から名前を借りて、別の会社が運営していた小さなカジノです。
2022年の法改正で3年の猶予がつきました
スロットマシン
お金を入れてボタンを押し、絵柄がそろうかどうかで決まる機械です。
統計では博彩機(Slot Machines)と書かれます
IR
カジノとホテル、店、劇場などをひとつの建物にまとめた大きな施設です。
統合型リゾートともよばれます

なぜカジノの場所は、勝手に増やせないのか?

営業してよい場所が、契約で1軒ずつ名指しされているからです。だから会社が新しく開きたければ、行政長官の許可が要ります。

だから「今年から増えた店」というものが、ほとんど生まれません。つまり増える方向には、一覧はほとんど動きません。

批給合同に、店の名前が並んでいる

6社が政府と結んだ批給合同の第十條には、その会社が営業を許された娛樂場の名前が書き出されています。数は合わせて19か所です。

しかも娛樂場は、会社が所有権を持つ建物の中になければなりません。すなわち借りた場所に開く、という形が原則として認められていません。

期間は2023年1月1日から2032年12月31日まで。この10年のあいだ、この枠組みが続きます。

台数のほうは、毎年届け出る

場所は固定でも、テーブルと機械の数は動かせます。ただし会社は毎年12月に、翌年に置くテーブルと機械の数と場所を博彩監察協調局へ出す決まりです。

数を変えるときも、事前に同局へ知らせます。しかも同局の指示に従って、最低限のゲームの種類を保つ義務があります。

20軒は、どこにあるのか?

2026年6月末の時点で20軒です。半島に8軒、タイパに1軒、そしてコタイに11軒あります。

つまり半分以上がコタイに寄っています。一方で半島は、その半分ほどです。

公式の一覧から、名前・運営会社・住所をそのまま写しました。

マカオの娛樂場20軒
エリア 名前 運営会社 住所
半島 リスボア(葡京娛樂場) SJM(澳娛綜合度假) 澳門葡京路
半島 グランド・リスボア(新葡京娛樂場) SJM(澳娛綜合度假) 澳門葡京路
半島 オーシャナス(回力海立方娛樂場) SJM(澳娛綜合度假) 澳門羅理基博士大馬路1470-1526號
半島 ラルク(澳門凱旋門娛樂場) SJM(澳娛綜合度假) 澳門新口岸城市日大馬路
半島 スターワールド(星際娛樂場) ギャラクシー(銀河娛樂場) 澳門友誼馬路
半島 サンズ(金沙娛樂場) ベネチアン(威尼斯人澳門) 澳門孫逸仙大馬路2037至2413號,蒙地卡羅前地125至223-G號
半島 ウィン・マカオ(永利澳門娛樂場) ウィン(永利渡假村) 澳門外港填海區仙德麗街
半島 MGMマカオ(澳門美高梅娛樂場) MGM(美高梅金殿超濠) 澳門外港填海區孫逸仙大馬路
タイパ アルティラ(新濠鋒娛樂場) メルコ(新濠博亞) 澳門氹仔廣東大馬路,澳門新濠鋒
コタイ グランド・リスボア・パレス(上葡京娛樂場) SJM(澳娛綜合度假) 澳門路氹射擊路
コタイ ギャラクシー・マカオ(澳門銀河娛樂場) ギャラクシー(銀河娛樂場) 澳門路氹望德聖母灣大馬路,澳門銀河渡假城
コタイ ブロードウェイ(百老匯娛樂場) ギャラクシー(銀河娛樂場) 澳門路氹蓮花海濱大馬路
コタイ ベネチアン(威尼斯人娛樂場) ベネチアン(威尼斯人澳門) 澳門路氹望德聖母灣大馬路,澳門威尼斯人酒店
コタイ プラザ(澳門百利宮娛樂場) ベネチアン(威尼斯人澳門) 澳門路氹望德聖母灣大馬路,澳門四季酒店
コタイ ロンドナー(澳門倫敦人娛樂場) ベネチアン(威尼斯人澳門) 澳門路氹連貫公路,地段5、地段6及熱帶公園
コタイ パリジャン(澳門巴黎人娛樂場) ベネチアン(威尼斯人澳門) 澳門路氹連貫公路,澳門巴黎人
コタイ ウィン・パレス(永利皇宮娛樂場) ウィン(永利渡假村) 澳門路氹體育館大馬路
コタイ シティ・オブ・ドリームズ(新濠天地娛樂場) メルコ(新濠博亞) 澳門路氹連貫公路,新濠天地
コタイ スタジオ・シティ(新濠影滙娛樂場) メルコ(新濠博亞) 澳門路氹連貫公路,新濠影滙
コタイ MGMコタイ(美獅美高梅娛樂場) MGM(美高梅金殿超濠) 澳門路氹體育館大馬路,美獅美高梅

出典:博彩監察協調局 娛樂場地址及網址資訊(2025年12月31日更新・2026年9月9日確認)

半島の8軒は、古い街と埋め立て地に分かれる

半島にあるのはリスボア、グランド・リスボア、オーシャナス、ラルクの4軒。そしてスターワールド、サンズ、ウィン・マカオ、MGMマカオの4軒です。

このうちリスボアとグランド・リスボアは、葡京路という同じ通りに面しています。一方でウィン・マカオとMGMマカオは、外港の埋め立て地の側です。

だから半島に泊まるなら、歩いて何軒か回れます。

コタイの11軒は、ひとつながりの区域にある

コタイにあるのはグランド・リスボア・パレス、ギャラクシー・マカオ、ブロードウェイ、ベネチアンの4軒。加えてプラザ、ロンドナー、パリジャン、ウィン・パレスの4軒。そしてシティ・オブ・ドリームズ、スタジオ・シティ、MGMコタイの3軒です。

住所を数えると、路氹連貫公路に面するのが4軒、望德聖母灣大馬路が3軒、體育館大馬路が2軒でした。すなわち大きな施設が、数本の道に沿って隣り合って建っています。

そのため1日で複数を見るなら、コタイのほうが向いています。

タイパにあるのは1軒だけ

タイパにあるのはアルティラです。しかも住所は、氹仔の廣東大馬路になります。

コタイはタイパとコロアンのあいだを埋め立てた区域なので、地図の上では近い場所です。ところが公式の住所では、氹仔と路氹が書き分けられています。

★ 独自調査|20軒を地域で数え直すと、コタイに11軒

博彩監察協調局が出している娛樂場の一覧から住所を1軒ずつ読み、地域ごとに数え直しました。

結果は半島8軒、氹仔1軒、路氹11軒です。つまり半分以上が路氹に寄っています。

氹仔にあるのはアルティラの1軒だけ。地図の上では路氹と氹仔は隣り合っていますが、公式の住所では書き分けられています。

博彩監察協調局 娛樂場地址及網址資訊(2025年12月31日更新・2026年9月9日確認)

運営している6社は、どう分かれている?

運営しているのは6社です。もっとも、持っている数には差があります。

右の列は、批給合同で名前を書き出されている場所の数です。

運営会社ごとの軒数
運営会社 軒数 契約で名指しされた数
SJM(澳娛綜合度假) 5軒 4か所
ギャラクシー(銀河娛樂場) 3軒 3か所
ベネチアン(威尼斯人澳門) 5軒 5か所
ウィン(永利渡假村) 2軒 2か所
メルコ(新濠博亞) 3軒 3か所
MGM(美高梅金殿超濠) 2軒 2か所

出典:博彩監察協調局 每季各博彩項目資料 表(5)、および各社の娛樂場幸運博彩經營批給合同 第十條(2026年9月9日確認)

いちばん多いのは2社

それぞれ5軒を持つのが、澳娛綜合度假と威尼斯人澳門です。次いで銀河娛樂場と新濠博亞が3軒ずつ、永利渡假村と美高梅金殿超濠が2軒ずつになります。

会社ごとに資本金は50億パタカ以上、日本円でおよそ9.55e+06万円と決められています。しかも批給の期間中は、その水準を保たなければなりません。

契約の場所と、そうでない場所がある

20軒のうち19軒は、批給合同の第十條第一款で経営地点と定められた場所です。残る1軒も同じ契約に名前がありますが、第二款の「行政長官が許可した経営地点」のほうに載っています。

法律では、猶予の期間が終わったあとは管理会社を雇う形でしか続けられません。そのうえ、いちど閉めたら同じ場所で再び開けない決まりです。

会社と店の名前は、途中で変わっている

公式の一覧には、名前が変わった経緯まで注記されています。たとえば澳娛綜合度假は、2021年6月24日まで澳門博彩股份有限公司という名前でした。

新濠博亞のほうは、2013年3月に新濠博亞博彩(澳門)股份有限公司から変わっています。しかもタイパのアルティラは、2009年4月27日まで澳門皇冠娛樂場という名前でした。

だから古い記事や案内板で別の名前を見ても、同じ場所を指していることがあります。

4年で、なぜ半分以下になったのか?

2025年の減りかたには、はっきりした理由があります。契約の外で営業していた娛樂場に、3年の猶予の期限が来たからです。

各期末の数です。2022年から2024年は同じ数が続きました。

娛樂場の数の移り変わり
時点 軒数
2021年 42軒
2022年 30軒
2023年 30軒
2024年 30軒
2025年 20軒
2026年6月末 20軒

出典:博彩監察協調局 每季各博彩項目資料 表(5)(2026年9月9日確認)

42軒から、いまの20軒へ

2021年末は42軒でした。ところが翌年には30軒まで落ち、そこから2024年末まで同じ数が続きます。この2022年の減りかたについて、理由を説明した公表資料は見つかりませんでした。

一方で20軒になった2025年のほうは、契約から追えます。批給合同で名指しされた19か所に、行政長官が別に許可した経営地点11か所を足すと30。2022年から2024年の軒数と一致します。

つまり減ったのは、その許可地点のほうです。いま一覧に残っているのは澳門凱旋門の1か所だけになりました。

ところが、遊べる台数は減っていない

2026年6月末で、稼働している賭博テーブルは6,000台、スロットマシンは12,000台です。この数は2023年からずっと同じ並びになっています。

つまり軒数だけが絞られ、規模の大きい施設へ集約されたと読めます。逆に言えば、行ける場所が減っても遊べる量は変わっていません。

★ 独自の比較・試算|軒数は半分以下、ところが台数はそのまま

娛樂場の数は2021年末の42軒から、2025年には20軒になりました。

ところが同じ統計で、稼働している賭博テーブルは6,000台、スロットマシンは12,000台。この数は2023年からどの期末も同じ並びです。

すなわち減ったのは店の数だけで、遊べる場所の総量は変わっていません。小さな娛樂場がなくなり、大きな施設へ集約されたと読めます。

博彩監察協調局 每季各博彩項目資料 表(4)・表(5)(2026年9月9日確認)

一覧を見るときに、気をつけること

気をつけるのは3つ。更新の日付、似た名前、それに角子機場との違いです。

公式の一覧には、更新日が書かれている

博彩監察協調局の一覧には、いつの時点の情報かが明記されています。ここで使っているのは2025年12月31日に更新されたものです。

だから旅行の前には、同じページで日付を見てください。会社の名前も、ちなみに過去に何度か変わっています。

名前が似ている店が、いくつもある

リスボア、グランド・リスボア、グランド・リスボア・パレスは、名前がよく似ています。ところがリスボアとグランド・リスボアは半島、グランド・リスボア・パレスはコタイです。

ウィン・マカオとウィン・パレス、MGMマカオとMGMコタイも同じ関係です。この2組にかぎっては、「マカオ」と付くほうが半島になります。

ところが、この覚え方を広げてはいけません。ギャラクシー・マカオはコタイにあります。

角子機場は、この20軒に入っていない

マカオには、機械だけを置いた角子機場という場所もあります。博彩監察協調局は、これを娛樂場とは別の一覧で公表しています。

したがって「カジノは20軒」と言うとき、そこに角子機場は含まれていません。角子機場まで足すと、当然この数は変わります。

★ 知らないと損|他のサイトと軒数が合わないのは、数え方が違うからです

マカオには、機械だけを置いた角子機場という場所があります。博彩監察協調局は、これを娛樂場とは別の一覧で公表しています。

だから『カジノは20軒』と言うとき、そこに角子機場は入っていません。角子機場まで足して数えているサイトとは、当然ずれます。

加えて2021年や2022年の数をそのまま載せている記事もあります。軒数を見るときは、いつの時点かと、角子機場を含むかどうかを確かめてください。

博彩監察協調局 娛樂場地址及網址資訊/角子機場地址及網址資訊(2026年9月9日確認)

まとめ:泊まる場所で、行ける範囲が決まる

半島に泊まれば8軒、コタイに泊まれば11軒が歩ける範囲に入ります。だから最初に決めるのは、カジノではなく宿の場所です。

名前の似た店は、つまりウィンとMGMの2組だけ「マカオ」が付くほうを半島と覚えてください。

入れるかどうかの条件は、マカオのカジノに入れる人と入れない人で確かめてください。

中での決まりは、マカオのカジノの服装と撮影のきまりにあります。

全体の流れは、マカオのカジノで決める4つのことに戻ってください。

よくある質問

マカオにカジノは何軒ありますか?

2026年6月末で20軒です。半島に8軒、タイパに1軒、コタイに11軒あります。

どこに集まっていますか?

コタイです。20軒のうち11軒が路氹の区域にあり、半分以上を占めます。

カジノは減っているのですか?

軒数は減りました。2021年の42軒から2025年に20軒です。ただし台数は動いていません。

運営している会社は何社ですか?

6社です。批給の期間は2023年1月1日から2032年12月31日までの10年と決まっています。

似た名前のカジノは、どう見分けますか?

名前に「マカオ」が付くほうが半島側です。ウィン・マカオとMGMマカオが半島、ウィン・パレスとMGMコタイがコタイになります。

角子機場もカジノに含まれますか?

含まれません。博彩監察協調局は、娛樂場とは別の一覧で角子機場の住所を公表しています。

この記事の調べ方

  • 20軒の中国語名・運営会社・住所は、博彩監察協調局の一覧のまま写しました
  • エリアの区分は、住所に含まれる地名(路氹・氹仔・それ以外)で機械的に分けています
  • 日本語のカタカナ名は公式一覧に無いため、各施設が名乗っている名称を当てました
  • 2025年に減った軒数は、批給合同 第十條第二款の許可地点の数(11か所)と突き合わせて確かめました
  • 軒数の推移と台数は、同局の四半期統計の表から取りました
  • 場所が契約で名指しされていることは、6社の批給合同のうち複数を読んで確かめています
  • 数値は1つのファイルにまとめ、本文・表・図はそこから組み立てました

ご注意
マカオのカジノに入れるのは21歳からです。この記事は旅行先での遊び方を紹介するもので、ギャンブルをすすめるものではありません。遊ぶ場合は、なくなっても困らない金額を上限として決めてください。
日本の中からインターネットのカジノにつないで遊ぶと、法律違反になります。ギャンブルで困ったときは、お住まいの自治体の精神保健福祉センターなどにご相談ください。

この記事の出典